Vintage & Antique
約200年にも及ぶ歴史がある箱根寄木細工。江戸時代の後期頃に箱根山の畑宿で始められ、当初は乱寄木や単位文様による寄木細工が主流でした。明治時代初期、静岡方面の寄木技法が箱根にもたらされ、これが今日の連続文様構成の小寄木として確立されました。箱根山系は、木材の種類が多い場所として日本屈指の地域です。バリエーション豊富な木々を用い、自然の色合いを生かして幾何学文様を表現しています。箱、引出し類、盆、小箪笥、菓子器、花器、さらにアクセサリーやオルゴールなど、様々な木工芸品があり、箱を開ける際のからくりが施してある秘密箱は有名です。昭和59年5月、通商産業大臣により「伝統的工芸品」として指定をうけました。
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