1917年にが伝統的な籐家具の製法に改良を重ね、紙とワイヤーを用いた斬新で美しい家具を完成させ始まった、アメリカ人のマーシャル・B・ロイドの設立したブランドです。このフレームとファブリックを別々に作ることができる画期的な製法により、伝統的な枝編み細工とは異なるバラエティ豊かなデザインを生み出しました。ロイドルームの家具は、20世紀のデザインを変える先駆者として大きな成功をおさめ、1922年イギリスのウィリアム・ラスティが経営するW・Lusty&Sons社が製造ライセンスを取得。そのことにより、ヨーロッパでも広く知れ渡っていきます。伝統と品格を重んじる英国人からは、当時のステイタスシンボルだった鉄道産業のLondon and North East Railwayのホテル全館に採用されたことで、認められる存在となりました。