Herman Miller(ハーマンミラー)社製、 Charles & Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ)による、サイドシェルチェア2nd(1955年~70年代) エッフェルベースです。
イームズが1948年にMoMA(ニュヨーク近代美術館)主催の「ローコスト家具デザインコンペ」で発表した金属製シェル(座面)アームチェアの原形はその2年後、世界初の量産可能なFRPという先進素材を採用したプラスチック製シェルアームチェアとしてデビューを果たしました。軽量で丈夫、ローコストな最新素材FRPによるこの椅子は、瞬く間に世界的に高い評価を得ました。 背面から座面への流れるような流麗なディテール、アイススプーンのようなシェル型のフォルム。 現代に近いモデルほどプラスチック素材の発達によりグラスファイバーの量が減ってきています。使い込まれ浮かび上がってきたグラスファイバー繊維の荒々しくも味わい深いマテリアルはヴィンテージシェルチェア特有のもの。現行品と比べ使い込むほどに味わいを増す価値ある逸品です。
1953年に発売されたサイドシェルチェア。アームの無いシンプルなデザインで、スタッキングモデル、張地の仕様、豊富なカラー展開など、多様なバージョンがあります。先に発売されたアームシェルチェアのバリエーションの一つとしてデビューしたサイドシェルチェアですが、よりシンプルに完成されたデザインと使い勝手の良さから、様々な場面で使用されました。最もポピュラーな「イームズの椅子」として世界中で愛され続けるロングランチェアです。
ハーマンミラー Herman Miller (商品一覧)
アメリカが世界に誇る、最高峰のアメリカンモダンファニチャーブランド。ハーマンミラーの歴史は、1923年、ミシガン・スター・ファニチャー・カンパニーの社長だったD.J.デプリーが、養父のハーマンミラーに会社の株の購入を勧めたことから始まります。当初は伝統的スタイルの家庭用家具を製造していましたが、1930年、ニューヨークのデザイナー、ギルバート・ローディとの出会いをきっかけに、アメリカ人のライフスタイルとニーズに合った製品を作ることに目を向け、モダニズム路線へと転換していきました。1945年、ジョージ・ネルソンをデザインディレクターに迎え、翌年にはチャールズ&レイ・イームズがデザインコンサルタントとして参加。この伝説的なデザイナーたちと共に、のちにインダストリアルデザインの象徴となる製品群を世に送り出しました。それ以降も、アレキサンダー・ジラード、イサム・ノグチなどのミッドセンチュリーを代表するデザイナーたちと積極的にパートナー関係を築き、名作を次々に発表します。「問題を解決するためのデザイン」という理念のもと、革新的な技術、そして前衛的なチャレンジと先見性で常に世界をリードし、家具メーカーとして比類なきポジションを確立したハーマンミラー。環境擁護や地域貢献といった活動も精力的に展開しており、その影響力は現在も世界中で高まり続けています。
サイズ( mm )
主な素材
シェル:FRP脚:スチール
特記事項
Brand | ハーマンミラー Herman Miller / USA |
---|---|
Designer | チャールズ レイ イームズCharles & Ray Eames (1907-1978) / USA |
Age | 1953 |
ID | 28136 |
Stock in | 見学不可 |
Sold Out
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