Charles & Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ)デザインHerman Miller Evans(エヴァンス)社製造1940年代の3年間しか製造されていない希少な初期型LCWです。
プライウッドによる三次元成型の試作を繰り返していたチャールズ&レイ・イームズが、研究の末、一体成型へのこだわりを捨てることにより生まれた歴史的チェアです。成型合板による3つのパーツを組み合わせたフレームに、3次元曲面による背と座の成型合板を、ラバーマウントを挟んでボルト留めをしたシンプルな構造です。背と座を一体成型にするのではなく、あえて2つのパーツにすることにより、荷重や衝撃を吸収するラバーマウントが十分にその効果を発揮するようデザインされています。前脚、後脚、背骨、背もたれ、座の5つのピースに分かれた成型合板を、ネジ止めとショックマウント(ゴム製のパッド)を用いた特殊な技法で接着させることに成功し、強度のあるデザインが完成しました。
1945年にイームズ夫妻によって「もっと身近に、子供が気軽に遊べる玩具を」という想いを込めてデザインされ、発表当初はプライウッド製で生産されました。その後2008年にチャールズ生誕100周年を記念した数量限定での復刻を経て、現在はポリプロピレン製で再び復刻され人気を集めています。
ハーマンミラー Herman Miller (商品一覧)
アメリカが世界に誇る、最高峰のアメリカンモダンファニチャーブランド。ハーマンミラーの歴史は、1923年、ミシガン・スター・ファニチャー・カンパニーの社長だったD.J.デプリーが、養父のハーマンミラーに会社の株の購入を勧めたことから始まります。当初は伝統的スタイルの家庭用家具を製造していましたが、1930年、ニューヨークのデザイナー、ギルバート・ローディとの出会いをきっかけに、アメリカ人のライフスタイルとニーズに合った製品を作ることに目を向け、モダニズム路線へと転換していきました。1945年、ジョージ・ネルソンをデザインディレクターに迎え、翌年にはチャールズ&レイ・イームズがデザインコンサルタントとして参加。この伝説的なデザイナーたちと共に、のちにインダストリアルデザインの象徴となる製品群を世に送り出しました。それ以降も、アレキサンダー・ジラード、イサム・ノグチなどのミッドセンチュリーを代表するデザイナーたちと積極的にパートナー関係を築き、名作を次々に発表します。「問題を解決するためのデザイン」という理念のもと、革新的な技術、そして前衛的なチャレンジと先見性で常に世界をリードし、家具メーカーとして比類なきポジションを確立したハーマンミラー。環境擁護や地域貢献といった活動も精力的に展開しており、その影響力は現在も世界中で高まり続けています。
サイズ( mm )
主な素材
ウォールナット
特記事項
Brand | ハーマン・ミラー Herman Miller / USA |
---|---|
Designer | チャールズ レイ イームズCharles & Ray Eames (1907-1978) / USA |
Age | 1940 |
ID | 24097 |
Stock in | 見学不可 |
Sold Out
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