イタリアcassinaによる、20世紀を代表する建築家フランク・ロイド・ライトが1913年デザインした『Midway3 Table』です。1986年にカッシーナから限定販売されたお品です。ミッドウェイシリーズは装飾性が高く、ライト自身も『T定規に自らの信念を託し、三角定規に情熱を吹き込んだのが、このミッドウェイ・ガーデンである。』と自叙伝に書き記しています。優れたデザインでプレイリー時代の幾何学模様を基盤としています。この機会にご検討ください。
フランクロイドライト / ミッドウェイ
ミッドウェイガーデン計画は、1913年にF.L.ライトの願いから生まれたもので、アメリカ・シカゴの人々のために夏の夜に戸外で食事やダンスをするための広場を提供しようというものでした。Midwayシリーズは1(Wood Chair)、2(Chair)、3(Table)の3アイテムが存在しますが、現在は販売終了となっている為、大変貴重なアイテムです。
フランク・ロイド・ライト Frank Lloyd Wright (商品一覧)
フランク・ロイド・ライトは、アメリカが産んだ最も偉大で革新的な建築家であり、「近代建築の三大巨匠」に位置づけられる。一貫して自然と建築の共存を提唱し、有機的建築を数多く残した。1867年、宣教師であり音楽師でもあったウィリアム・ライトと母アンナの第1子としてウィスコンシン州リッチランドセンターに生まれる。ウィスコンシン大学マディソン校・土木科を中退した後、1887年に就職のためシカゴへ移る。叔父の紹介により、建築家のジョセフ・ライマン・シルスビーの事務所で製図工としての職を得るが、1年ほどで退職し、アドラー&サリヴァン事務所で働く。アドラー&サリヴァン事務所ではその才能を見込まれ、1888年以降のほとんどの住宅設計を任せられた。1889年、キャサリン・トビンとの結婚を機にイリノイ州オークパークに自邸を建築。1893年、アドラー&サリヴァン事務所を辞め、独立し事務所を構える。独立してからの17年間に計画案も含め200件近い建築の設計を行い、プレイリースタイル(草原様式)で世に知られるようになる。1909年、不倫相手(チェニー夫人)と駆け落ちを強行。事務所を閉じ、家族を捨てヨーロッパへ渡った。1911年にアメリカへ帰国したが不倫スキャンダルの余波は大きく、名声は地に落ち、設計依頼は激減。そんな中、ウィスコンシン州スプリング・グリーンの土地にタリアセンを設計する。その後、事件や悲劇に見舞われながらも少しずつ設計の依頼は増えていき、1913年に日本の帝国ホテル新館設計を行い、1930年代後半になるとカウフマン邸、ジョンソンワックス社と2つの代表作を世に発表。同時期に、プレイリースタイルの発展形である「ユーソニアンハウス」と名付けられた新たな建設方式を考案し、工業化住宅を次々と設計。70歳代になって再び歴史の表舞台に返り咲いた。90年以上の人生の中で、800以上の計画案を遺し、そのうち400棟ほどを実現させている多作家であり、建物や住居だけでなく、家具やテキスタイル、照明やカトラリー、景観までデザインした。統一した創造姿勢はデザインの領域を押し広げ、20世紀の建築と装飾芸術の発展に深遠な影響を与えている。
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特記事項
Brand | カッシーナ cassina / Italia |
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Designer | フランク・ロイド・ライト Frank Lloyd Wright (1867-1959) / USA |
Age | 1913 |
ID | 19567 |
Stock in | 見学不可 |
Sold Out
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